-
紘子 検診の時に気になること
こんにちは!
もう2022年も終わりかけ、寒い日々が続いてますね!
個人的にはワールドカップ、M-1、忘年会、クリスマスに帰省と年末は楽しみが多くて、あっという間にお正月を迎えそうです。
こんな時こそ体調管理をきっちりしていきたいですね!虫歯かどうかの検査
前回(虫歯かも!?)は虫歯かどうか検査の仕方についてお話ししました。
視診
触診
エックス線写真
ダイアグノデント
おそらく多くの歯医者さんで、最初にチェックされる項目かと思います。
この検査を受けるメリットはもちろん虫歯を発見して、早期に治療することができることです。
ではデメリットはあるのでしょうか。
この検査方法の中で患者様も気になりそうな点を調べてみました。◎探針を使っての触診ってますます虫歯が広がりそう。むし歯になりかけの段階ならまだ再石灰化するし、つついても良いのかな!?
脱灰→再石灰化 →保存歯科学会のう蝕治療ガイドラインによると、探針による触診は強い力で歯質に刺すようなことしない限り、歯面の微妙な触覚で情報が得やすいため有用とされています。
強い力でって正直曖昧だし、人によるのではと思ったので、もう少し調べてみました。
(ちなみに歯周ポケットの深さを調べる時は20〜25gの挿入圧と言われています。)
→具体的な数値はありませんでしたが、日本学校歯科医会によると歯面に対し水平的に動かすようにし、垂直的な圧力を加えて歯面を傷つけないように探針を操作するようH15あたりから統一されています。
以前は探針の先端が何ミリはいるかがチェック項目になっていたり、結構力をかけていたみたいですね。
探針による歯質を傷つけるリスクは、術者の探針の操作性が重要なんですね。
◎レントゲンって被曝が不安
レントゲン撮影ではエックス線を使って行われますが、エックス線って聞くと怖い感じがする方もいるのでは?
当院で行われるエックス線撮影の種類はデンタル、パノラマ、セファロ、CT があります。
それぞれの被曝量を比べてみたいと思います。実は普段から生活をしているなかでも放射線を浴びているんですね。
このように比べると歯科治療で浴びるのは少量ということがわかります。
牛肉200g食べた時の方がデンタルをとった時よりも被曝するんですね。。
個人的にブラジルのガラパリ市の自然放射線量の多さが気になり調べてみたら、この地域の岩石に関係があるみたいです。
年間自然放射線が世界平均の4倍以上の地域ですが、特に身体に大きな差はないそうです。
そうは言っても治療を進める上で必要な時のみ、
例えば痛みなど症状があったり、原因の歯が明らかな時はデンタルにて局所的にみていきます。
初めて来院された方や定期検診(当院では基本的には2年おき、リスクなどにより個人差あり)や治療部位が多い時など全体を把握したい時はパノラマ撮影をします。
また妊娠中の方や小さなお子さんについてですが、当院では基本的には撮影しません。
治療に必要な時はデンタルにてなるべく被曝量を減らしてみていきます。このように治療をしていくうえではデメリットよりもメリットの方が大きい場合に行っていきます。
気になることがありましたら遠慮せず、お声かけくださいね。【参考文献】
う蝕治療ガイドライン 第二版
初期う蝕に対する検診、診断と切削介入の決定
https://minds.jcqhc.or.jp/n/cq/D0003320日本学校歯科医会
学校での歯、口腔の健康診断における探針使用について
https://www.nichigakushi.or.jp/dentist/statement/020220.html東京都歯科医師会
歯科エックス線撮影は安全です
https://www.tokyo-da.org/

歯に関するブログ