-
かかりつけ歯科医院の重要性と定期健診の必要性
こんにちは。登戸グリーン歯科・矯正歯科の歯科医師、山縣奈々子です。
乾燥した冬の季節です。インフルエンザやコロナウィルスなどまだまだ感染症には気が抜けません。
さて、今回はかかりつけ歯科医院についてお話ししたいと思います。皆さんはかかりつけの歯科医院はありますか?
定期的に通ってチェックとクリーニングを受けていますでしょうか?かかりつけ歯科医院があることのメリット
歯医者というと『歯が痛くなったら行く』とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、お口の健康を考えると何か困ったことがなくても歯医者に定期的に通っている方も多くいらっしゃいます。
痛いところもないのに、定期的に通って何をしているのでしょうか?虫歯がないかのチェック
歯周病になっていないかのチェック
磨き残しがあったところのクリーニング
かみ合わせが変わっていないかのチェック
などがあります。
歯科医院でのレントゲン撮影
歯医者にとって患者さまの口腔内の状態を知るために必要なものとしてレントゲン写真があります。
このレントゲン写真はその時の歯の状態だけでなく、歯茎の中の骨の状態も確認することができます。
レントゲン撮影でのメリット
始めて来院していただいた時にレントゲン写真を撮影しますが、定期的に通院しているおよそ2年おきにレントゲン写真を撮影します。
そうすると、2年間の間の変化を確認することができます。
経過を追っていくことによって、病巣があったとしても、急激に進行したものなのか、何年たってもほとんど進行していない病巣なのかを確認することで治療を積極的に行うべきなのか、経過を見ていくべきものかを判断することができます。治療内容と経過の把握
どのような治療をしたのか把握しているという意味でもかかりつけ歯科医院のメリットがあります。
治療が複雑になると、手当たり次第に1本・1本治療していけばいいものではなく、お口の中全体のバランスを見て治療の計画を立てることもあります。
そのような場合は患者さまといろいろ相談しながら治療を進めていきますので、患者さまと歯科医師がお互い理解し、納得したうえで初めて治療が成功しますので、かかりつけ歯科医院の存在は必須です。お口の中のトラブルフリーそして維持するために
お口の中に特にトラブルがない方にとっても、定期的に通っていただき磨き残しによる歯石の沈着や着色をクリーニングで取ってもらうことで、トラブルフリーのお口を維持できるのです。
どんなに意識して歯ブラシに時間をかけている方でも必ず磨き残しで歯石がついてしまうところがあります。私たち歯科医師や歯科衛生士でもあります。
患者さまにはそれをご自身で理解していただき、より上手に歯ブラシしていただけるようにお伝えするのもかかりつけ歯科医院の役割です。このようにかかりつけ歯科医院は皆様にとって、とても大切なものだと考えています。
3か月から6か月おきに定期健診を受診していただくのが一般的です。
お近くに通いやすく信頼できる歯科医院を探して、ぜひ定期的に通ってください。
歯に関するブログ