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4/2 kawabata □ 若冲と蕪村
――自分の絵の価値が分かる人を千年待つ――
という若冲の遺した言葉を聞いてから、楽しみにしていた『若冲と蕪村』展。
箱根の岡田美術館で若冲の絵をいくつか見たことがありましたが、今回の展示は圧巻でした。
何回も見たくてその絵のところまで戻ってしまう絵が多かったです。もちろん雄々しく毛流れが美しい鶏の絵に見とれましたが、面白くて印象的だったのが「果蔬涅槃図」。
予想の斜め上どころか範疇にないくらいの驚きを与えてくれました。
涅槃図は釈迦の臨終を描いた絵で、国立博物館の国宝展でいくつか見ていますが。。。
これは、なんとも。
釈迦が、大根なのです。
沙羅双樹すら、トウモロコシです。いやはや、面白いものを見ること、知ることができました。

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