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7/20MA 根管治療
今月の私のDr.ミーティングのテーマは根管治療の再治療の基準について話し合いました。
不運にも神経をとってしまった歯がまた痛みだすなんて患者様からしたらこんな理不尽なことはないかもしれませんが……
しかし実際どんなに丁寧に気をつけて治療をしても現在の治療では100パーセントとはいかないのが
現実です。それは根に複雑に張り巡らされている根管とそれに侵入してくる口腔内細菌との戦いとでも
言いましょうか?!
根の中の細菌をいかに除去しそしてまた細菌が再侵入しないよう様々な治療法、そして薬剤が開発されて
きていますが、まだまだ完璧な治療とは言えず、痛み、腫れが出てしまったと言う患者様が耐えません。
大学病院や根の治療を専門としている医院での最新の治療では根の中を専用の顕微鏡でのぞきながら治療 するという方法もあり、どうしても原因のわからない難症例はそのようなシステムをもつ病院に紹介して
お願いする場合もあります。ただ一番はやはり予防!!(言い訳になってしまうかもしれませんが(汗!)
神経をとってしまった歯は、いかに治療後問題はなかったとしても明らかに神経がある歯に比べて
もろくなり、細菌に対する抵抗性も弱くなり(血流を失った歯は虫歯にも歯周病にもなりやすい)
寿命は短くなります。
日頃のプラークコントロールと間違った食習慣の改善、そして定期検診は必ず受けましょう!!

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