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9/30松浦 □ 世界遺産候補を訪ねて
お墓参りを兼ねて故郷の長崎に行ってきました。故郷とは言っても長崎は
歴史が濃すぎて知らないことばかり。最近は帰るたびに各地の遺跡や博物館などを
訪ね歩くことが多くなりました。
今回は「島原」、有名なのは島原城、武家屋敷、普賢岳噴火の資料、景色などがある
ジオパークなどですが、行って来たのはキリスト教徒迫害や悪政に抵抗した信徒や
農民たちが一揆を起こした「島原の乱」その時籠城した南島原市の「原城跡」です。
実はここ「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の一つとして世界遺産候補に
上がっています。
海が一望でき、周りは田畑しかない本当にのどかな所に違和感のある土の盛り上がりや
石垣がはっきり残っています。こんな所に数万の人達が信仰だけで団結して散って
行ったとは思えないような所です。
本丸のあたりに来ると大きな十字架と天草四郎時貞の銅像があり、また海に向かって祈りを捧げた3体のロザリオを掲げた小さな銅像がなんとも切なく感じられました。
南島原市は長崎に旅行してもなかなか行きにくい所ではありますが、日本が鎖国に
向かっていくきっかけになった、とても興味深いことが学べますので是非行く価値の
ある場所です。
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