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7.23 KU ヘンリー6世
先日、子供のためのシェイクスピア『ヘンリー6世 Ⅲ』を観てきました。
今年は観れないかと思ったー。
もうギリギリのギリギリでした。
子供のためと言いながら、観客に子供が少ない(え)、でもすごーーく面白い舞台です。
ていうか、シェイクスピアなんて、たぶんこれじゃないと観れないです。またしても勘違いされていたのですが、
KUは歴女ではありません。。。
なので今現在、このヘンリー6世が実在していたかどうかが、よくわかっていません(汗
でも確か~~ランカスターとヨークって、覚えた気がするので、
百年戦争とか、薔薇戦争とか、なんかその辺だった気がするんですが。
とにかくややこしいので、
この辺テストに出たら、ヨークとランカスターって書いて、2秒で捨てろ!
という覚え方をしたはずです;;さて。ヘンリー6世。
これは・・・もうなんていうか、ドロドロです。
悲劇・・・というより、生生しい人間の話。
大河と昼ドラを足して二で割ったような話でした。でもこれ・・・昔から何度も舞台になって、語り継がれているわけで。
しかもⅢて、第三部って意味らしく、この後リチャード3世っていう話になって、ほぼ四部作。
この話を四部も観たら、そりゃ腹いっぱいになるだろうなぁと思いました。まず。どうしてそんなに王冠が欲しいのか、私にはわからないわけです。
私があの場所にいたら、それこそ2秒で尼になると思います。
ただそれは今の私だから言えることであって、
そういう育てられ方をしたら、王冠にこだわって、人を裏切ったり、傷つけたり、殺したり、するのかもなぁとも思いますが。
ただ一歩引いて見てると、なぜ王冠がそんなに大切かわからないし、
そんなトップのよくわからない欲望のために、戦わなきゃいけない一般庶民ていうのも、とても悲しい図式だよなぁと思いました。
でもそういう図式って、もしかしたら大なり小なり、今もあるのかもしれないですよね。
あーあって感じ。観終わったあと、なんてスッキリしない舞台なんだー。やっぱ喜劇のほうがよかったー
って思ったのですが、でも今もまだ尾を引いていて。
今の私の状況も、一歩引いて見たら、ヘンリー6世みたいに、また違って見えるかもよと、
なんかそんな気がしています。とまぁ、思ったりもしてるのですが、
子供のための~は、そういうドロドロでも、
お馴染みの手法がいくつもあって、
もちろん笑えるところもあって、よかったです。
「ヤー坊だか、マー坊だかしらないが~」
って、それ子供はわからないし・笑!
何しろ、一人が何役もやるっていうのが、私は大好きなんです!同じ役者さんで、性別が変わったりもします。来年もやるのかなー。でもさすがに、今度は喜劇がいいです!
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