-
ワイヤー矯正治療症例【10代女性・矮小歯・拡大床矯正】
今月は矯正症例の一例をご紹介します。10代女性
歯並びが気になるという主訴でいらした10代後半の女性の症例です

少し詳しく見ていきましょう。初診時のお口の状態の写真です。

✴︎左上2番の歯(写真では向かって右側)が矮小歯という通常の歯よりも小さい歯であることがわかります。
✴︎また、その歯が他の歯に比べて内側に位置しています。本来、上下の歯を噛み合わせると上の 前歯は下の前歯よりも外側にくるのが正常な噛み合わせですが、この歯は下の歯よりも内側 にはえているのが右の写真で分かります。
✴︎通常、永久歯は上下合わせて28本ありますが、この方は下の前歯が先天的に一本足りなく前歯が3本しかありません。(先天的に前歯がない人は意外と多いです)
✴︎歯列弓(歯並びがU字状になっているその横幅)を見るとアーチが狭く、特に上のアーチがとても狭い(アーチ状ではなく三角形に近い歯並び)ことも見て取れます。
以上のようなポイントを考慮しつつ、治療計画を経て、約6ヶ月プレート矯正を行い歯列弓の拡大を行いました。

その後ブラケット矯正を約18ヶ月行い、矯正を終了いたしました。
終了時のお口の写真です

下の前歯が3本のため、上の歯の真ん中に下の3本の前歯の中心がくるように
調整をしました。
また矮小歯である上の左上2番(写真では向かって右の2番目)の歯は虫歯の際に使うコンポジットレジンにより形態修正を行い左右が揃うように調整をいたしました。
矯正が終了しても、この噛み合わせを維持し、また虫歯や歯周病のリスクを減らしてもらえるよう3ヶ月に一度のメンテナンスを衛生士により行っていきます。
また、歯の後戻りを防ぐために最低二年間は夜の就寝時にリテイナーを装着していただくようにしています。患者さま:10代女性
主訴:歯並びが気になる
治療方法:拡大床装置とワイヤーを段階に分けて使用した矯正治療
通院回数:27回
治療期間:2年(拡大床使用6ヶ月)
費用:89万7000円
リスク:三角形に近い歯列弓をアーチ状に広げる拡大床装置は細かいワイヤーが入った装置です。
お取り扱いにお気を付けいただいて、担当歯科医師の指示のもと就寝時などに装着してください。
しっかり歯みがきしてから装着し、起床して外したあとは歯みがき粉などは使用せず流水下で洗って下さい。歯石が付くリスクがあります。
紛失しないためにお渡ししたケースで保管してください。
治療時にはお忘れなくお持ち下さい。
ワイヤー矯正治療は調整後痛みが伴います。試験などのご予定がある場合は担当歯科医師にご相談ください。
ワイヤーがチューブから飛び出したり、ブラケットが外れる恐れがあります。ワックスのご利用や当院までご連絡ください。顎間ゴムは指示通りに装着してください。矯正は時間がかかり大変ではありますが、歯並びでお困りの方、お悩みの方はぜひご相談だけでもいらしてください。
歯科医師 山縣奈々子
歯に関するブログ






