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インプラントは何歳まで出来るの?83歳の患者さまの症例
インプラント治療のご提案をすると、年齢を気にされる方が多くいらっしゃいます。
しかし、インプラントは年齢に関係なくある一定の条件揃えば行える治療です。今回は83歳の患者様にインプラント治療を行なった症例をご紹介します。
患者様は健康状態は良好で既往歴はありません。
しかし、下の奥歯に歯がなかったため、インプラント治療をご希望になり来院されました。
すでき入っている被せ物の噛み合わせを直す必要もあったことからインプラント治療の他にも被せ物のやり直しも行いました。(写真:治療前・治療後・治療前レントゲン・治療後レントゲン)
インプラントは合計3本、被せ物も3本ほど行なったことから治療は1年ほどかかりましが、頑張って通っていただき、「今では何でも美味しく食べられます。」と言ってくださり、
私も治療をしていてとても嬉しいお言葉が聞けたと思っています。この患者様は残っている歯の状況からブリッジ治療は出来ず、インプラント治療をしなければ、義歯(入れ歯)の選択肢しかありませんでした。奥歯が欠損していると物をすりつぶすことが出来ず、咀嚼の効率も悪くなります。
義歯は歯ぐきに乗せる装置で噛むと歯ぐきに力がかかるため、自分の歯で噛むような感覚とは少し異なります。一方でインプラントであれば取り外しをしたりするわずらしさもなく、
自分の歯と同じように噛むことができ、お手入れも自分の歯と同じようにブラッシングや歯間ブラシをしっかり行えばきちんとメンテナンスができるとても優れた治療法です。インプラントを行うためにはしっかりとした骨が十分にあることなどが条件になります。
また、全身状態はご病気があってもしっかりとコントロールされていれば治療が可能です。
ご病気がある場合は主治医の先生と連携をとり治療を行なって行きます。
また、歯周病などがない、あるいは治療がされていることも大事な要素です。インプラント治療を始めるにはきちんとした診断が必要になりますが、
まずはインプラントにご興味にある方は是非ご相談にいらしてください。
インプラントはどのような治療なのか、期間はどれくらいかかるのか、費用がどのくらい
かかるのかなどのご説明だけでも大丈夫です。手術が怖いと思っていらっしゃる方も、思ったよりも簡単だった、痛みがほとんどなかったという方もとても多いです。
噛めるということは健康への第一歩です。是非皆様のお口の健康の維持のお手伝いをさせて
ください。お待ちしています。登戸グリーン歯科・矯正歯科
歯科医師 山縣奈々子治療費用(税込)
インプラント診断料2万円
インプラント手術・上部構造3本 108万円
治療回数9回
治療に関するリスク
歯科インプラントは外科手術を伴います。
手術後の腫れ・痛みを伴うことがあります。個人差がありますが、痛み止めや抗生剤をお出ししております。一時的なもので、多くの場合2~3日で治まります。
免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病の発生リスクの高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態の悪い方や、あごの骨が足りない方、喫煙者の方は、インプラント治療がすぐにできない事があります。
口腔内の衛生状態が悪い方、歯ぎしり、くいしばりの強い方はインプラント周囲炎(インプラントの歯周病)を引き起こす可能性があります。日ごろから丁寧なメインテナンスが必要となり、咬合調整やナイトガード(マウスピース)の装着も必要になる場合があります。
骨の成長途中になるお子様(およそ18歳未満の方)、妊婦の方はインプラントが受けられません。
当院では、上記のようなリスクや副作用が起こらないよう、事前診査・診断、治療計画をしっかりと行い、安全性を期したインプラント治療を心がけております。

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