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気持ち悪くならない型取りについて・デジタル光学印象スキャナ
皆さんこんにちは。登戸グリーン歯科・矯正歯科の歯科医師 山縣奈々子です。
新年度も始まり皆さん新たな生活を送られていらっしゃる方も多いと思います。私も子供たちが進級し、新しい生活リズムに慣れるべく奮闘中です(笑)型取りについて
さて、今回は型取りについてお話したいと思います。歯の被せものを作ったことがある方は一度は経験していると思います。
歯医者さんに行って歯の型をとります。と言われてドローっとした物をお口の中に入れたことがある方は多いと思います。材料が固まるまで時間がかかったり、気持ち悪くなってしまう方もいますし、苦手な方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
気持ちの悪くならない光学印象
登戸グリーン歯科矯正歯科ではトリオスという機械を用いて、従来の型取りとはまったく違う「気持ち悪くない型取り」を行うことができます。
院内・設備紹介
これはデジタルの技術を使い、お口の中の写真を小型のカメラで何百枚も撮影し立体的な画像を取り込むもので、
☆従来の型取りよりも精度が高い
☆精度の高い型取りに合わせて作るのでより高品質の被せ物ものが出来る
☆嘔吐反射を起こしにくく者様の負担も遥かに少ない
☆型取りが短時間で済む
☆材料を使わないため環境にやさしいなどの利点があります。
従来のアルジネートというハイドロコイド系の印象材は次の工程の硬石膏と相性が良く膨張率が似ているので歯型模型の精度の誤差が少ないと言われています。
ピンク色のドローっとした材料は粉と水を練って作るのですが、水の水温や気温の変化とトレーをお口の中から取り出すときの変形など取り扱いに注意が必要です。光学印象スキャナでの型取り方法
カメラのついた長い棒状の物でお口の中の写真を撮ります。
小型カメラと鏡が取り付けられております。
お口の中に入れる鏡のついた部分(画像で黒っぽい先のところ)に関しては
取り外しができ、使用後はよく洗浄した後に滅菌袋に入れて一つづつ滅菌をかけています。
利用する際まで滅菌状態を保っております。少しだけお口を開けておいていただければ1分程度で終わります!
カチカチカチ・・・と撮影音が鳴ります。
お口を開けたままの体勢が辛い方は途中で休憩もできますのでスタッフに事前にお知らせください。この点も従来のアルジネートでの印象と大きく違う点です。トリオス光学印象での撮影データ
最初の設定のパソコンの画面です。
被せ物の部位・種類・色味(シェード)を選びます。
設定が完了したら撮影が始まります。
撮影するとパソコンの画面上で下の画像のようなお口の中の様子が再現されています。
色味(シェード)の判断や画像をいろいろな方向・角度から回転させて
確認することができるので、お口を閉じた状態で奥側からの部分も
画面上で見ることができます。
実際噛んでもらって噛み合わせが同じかどうかの確認ができます。型取り後の流れ
撮影したデータはデジタル情報として技工所に送られ、被せものの作成が行われます。
削る前の歯型もとっておく事で、削った後に以前の歯とまったく同じ形の歯の被せものを作ることも出来ます。
アルジネート印象と比べて院内で石膏での模型の再現を作る工程が減るので
材料が少なくなり環境に優しくなります。
歯科にもデジタルの技術がどんどんと増えていき、より患者さんが負担の少なく、精度の高いものが出来るようになっています。当院で光学印象行う場合は主にセラミックやジルコニアの被せもの(自費治療)に使っておりますが、保険治療でもどうしても嘔吐反射が強く、普通の型取りが出来ない方は是非ご相談ください。
被せ物の種類
銀歯を白くしたい方や、前歯をはじめ見える部分の歯の被せ物を白くしたい方、
昔直した歯を新しくしたい方、自費治療をお考えの方、当医院での被せ物の種類のページです。
登戸グリーン歯科・矯正歯科での白い被せ物治療登戸グリーン歯科・矯正歯科では皆様に最新の治療を受けて頂きたく、積極的に新しい治療、機械の導入の検討を日々行っております。
お口の中の悩みごとは是非お気軽にご相談ください。
皆様のお口の健康維持のお手伝いを出来るようスタップ一同精一杯お手伝いさせていただきます。
歯科医師 山縣奈々子
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