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2/27松浦 講習会に行ってきました。
2/10日曜日、GCの講習会に行ってきました。今回のテーマは「咬合」、
いわゆる歯の咬み合わせで、これをいかに理想のバランスに近づけて治療して
いくかというものでした。
歯を失う原因として虫歯とか歯周病とか細菌によるものが第一で挙げられま
すが、実は潜在的な原因として咬み合わせのバランス、力のコントロールが
悪くなって歯周病、知覚過敏、そして歯の破折が起こってしまうというのは
患者さんにはまだまだ知らない方が多いと思います。
歯の喪失や歯ぎしりなどで歯に過剰な力のかかる状態になると歯周組織(歯肉、歯槽骨、歯根膜等)の破壊が起こり、また歯に亀裂が入ってしまうこと
神経が過敏になり、ひどい痛みになると虫歯でもないのに神経を採らざるを得なくなります。そして神経を採った歯は血流が断たれもろくなり、その後も過度な咬み合わせに耐えられなくなり歯根破折、または細菌に対する抵抗も弱くなってしまうため重度の歯周病になり、結局抜歯と最悪の結果を招いてしまいます。
最近は食べ物の影響なのか若い人にも顎の発達が悪く、咬み合わせのバランスの異常により潜在的に食いしばりが強い人が多いです。そして歯ぎしりも寝ている時にギリギリと音がする人だけのことをいう様に思われがちですが、ただ食いしばっているだけとか、奥歯をカチカチさせることも歯ぎしりの一種ですし、実は起きている時も仕事中とか何かに夢中になっている時に結構やってしまう人が多いです。
ただ実はこのような習癖はまだ解明されておらず、治療がとても難しく
今はマウスピース装着などほとんど対症療法になることが多いのが現状ですが、少しでも心当たりのある方は大事になる前にぜひ歯科の受診をお勧めします。

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