7月30日 塩 手足口病

夏休みに入りました。
子供が自宅にいるとうきうきしてしまう母である私は、
ここ数年夏休みの最初から飛ばしすぎて、
たいがい7月の末には夏風邪でダウンしてしまっていた娘と息子。
ごめんね。

今年は気を付けているせいか、今のところ元気な二人です。

夏風邪は夏に元気なウィルスが原因になります。
ウィルスは飛沫感染で広がるわけですから、
人との接触が多いプールで広がることが多いとされています。

原因となるウィルス、いろいろあるのですが、
今年過去三十年間で最も患者数が増えているのが、
手足口病。原因となるメインのウィルスは「コクサッキーウィルス」です。
特に西日本方面で爆発的にはやっているようですが、
娘や息子のお友達にもちらほらと出ていているようです。

手足口病は病名の表すように手、足、口腔内に水泡が発生。
発熱とのどの痛み、水泡も手のひらや足の裏にでき痛みを伴います。
7日から10日で自然に治癒。
まれに髄膜炎から脳症になることもあるので、自宅で安静に過ごすのが様でしょう。

症状の出方には個人差があり、水泡も手のひらのみや口腔内のみに出ることがあるので、
歯科を受診されるかたもいらっしゃいます。
しかしこの病気は全身症状にも局所の症状にもこれといった治療薬はなく
発熱には解熱、水泡には軟膏という対症療法しかないので、歯科においても
消毒をして軟膏を塗ります。

口腔内の水泡は不快感や疼痛だけでなく
食事をとりにくくなるという弊害が。
栄養を取れないと抵抗力が下がり、簡単に治癒するはずの病気も
治りにくくなります。
注意が必要ですね。

ししし